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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻3号

2003年03月発行

文献概要

今月の主題 樹状細胞 各論

トランスレーショナルリサーチとしての樹状細胞療法

著者: 珠玖洋1

所属機関: 1三重大学医学部第二内科

ページ範囲:P.294 - P.297

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〔SUMMARY〕 抗原提示細胞としての樹状細胞の役割の大きさが明らかになり,抗原分子の取り込み,処理そしてペプチド抗原の提示の機構も明らかにされてきた.一方,メラノーマを中心とした各種ヒト癌およびいくつかのマウスの腫瘍系において,CD8+キラーT細胞〔細胞傷害性T細胞(CTL)〕に認識される抗原ペプチドの同定が急速に進んでいる.同定された癌抗原を樹状細胞に発現させ,細胞そのものを癌ワクチンとして用いる細胞療法が様々な形で工夫されている.本稿ではその基礎になる知見と今後の臨床応用を目ざしてのトランスレーショナルリサーチとしての可能性について述べる.〔臨床検査 47:294-297,2003〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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