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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻3号

2003年03月発行

文献概要

研究

典型,非典型的所見を示した周期性脳波の検討

著者: 山路順子1 伊藤順子12 中山祐子1 細川希未子1 石井暁美1 冨田由美子1 春名和代1 梶田久美1 一山智12

所属機関: 1京都大学医学部附属病院検査部 2京都大学大学院医学研究科臨床生体統御医学・臨床病態検査学教室

ページ範囲:P.321 - P.326

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〔SUMMARY〕 28例の周期性脳波を検討した.クロイツフェルト-ヤコブ病においては,1回だけの記録では,典型的な周期性脳波所見を示さない例があり,経過をおって記録を行うことが重要であった.三相波は肝疾患以外でも認められた.失見当識を呈した高齢者例では,三相波の所見は代謝性脳症と痴呆との鑑別に有用であった.肝移植例では,術後に痙攣発作を呈し,やや周期変動のある周期性片側性てんかん様放電を示す例もあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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