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一塩基多型遺伝子と肥満
著者: 𠮷田俊秀1
所属機関: 1京都府立医科大学内分泌・糖尿病・代謝内科・病院
ページ範囲:P.310 - P.312
文献購入ページに移動 1.はじめに
わが国でも食生活の欧米化に伴い,糖尿病をはじめとする生活習慣病が急増しており,その基盤として肥満やインスリン抵抗性が注目されている.本稿では,一塩基多型遺伝子と肥満と題し,現在得られている知見のうち肥満に関係する主要な遺伝子多型につき概説し,多型測定の臨床応用として筆者らが行っている,肥満症患者への遺伝子診断に基づくテーラーメイド食事指導の実践例を紹介する.
2.肥満に関与する遺伝子多型
表1に現在までに明らかになっている肥満と関連する遺伝子多型を示す.この他,最近では,単一遺伝子異常によるヒト肥満や症候性肥満の原因遺伝子も症例の数は少ないが判明してきている.後者については別紙1)にゆずり,本稿では代表的な肥満の一塩基多型を概説することから始めたい.
わが国でも食生活の欧米化に伴い,糖尿病をはじめとする生活習慣病が急増しており,その基盤として肥満やインスリン抵抗性が注目されている.本稿では,一塩基多型遺伝子と肥満と題し,現在得られている知見のうち肥満に関係する主要な遺伝子多型につき概説し,多型測定の臨床応用として筆者らが行っている,肥満症患者への遺伝子診断に基づくテーラーメイド食事指導の実践例を紹介する.
2.肥満に関与する遺伝子多型
表1に現在までに明らかになっている肥満と関連する遺伝子多型を示す.この他,最近では,単一遺伝子異常によるヒト肥満や症候性肥満の原因遺伝子も症例の数は少ないが判明してきている.後者については別紙1)にゆずり,本稿では代表的な肥満の一塩基多型を概説することから始めたい.
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