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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻4号

2003年04月発行

文献概要

研究

血球自動計数分析装置による体腔液細胞診の一次スクリーニング

著者: 札辻寛1 倉留久隆1 早川昭1 園田隆2 金山良男3 中嘉一郎1

所属機関: 1市立芦屋病院臨床検査科 2市立芦屋病院潰瘍内科 3市立芦屋病院内科

ページ範囲:P.435 - P.438

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〔SUMMARY〕 血球自動計数分析装置(ADVIA120)に体腔液を吸引させるとサイトグラム画面ペルオキシダーゼチャンネル上端に通常の血球成分とは異なる細胞集団が幅広く出現する例がある.このような細胞がみられた49症例中の22例が細胞診陽性であり,みられなかった56例すべてが陰性であった.細胞集団は腫瘍細胞,中皮細胞,マクロファージとそれらの集塊が画面上端に表示されたと考えた.この方法により細胞診陽性の可能性がある体腔液検体を迅速,簡便に一次スクリーニングできた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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