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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻4号

2003年04月発行

研究

臨床検査におけるアロマターゼ活性測定法

著者: 古澤良雄1 菅原辰雄1 岡崎豊1 熊谷幸博1 菊池克代1 竹﨑孝行1

所属機関: 1株式会社帝国臓器製薬メディカル

ページ範囲:P.439 - P.444

文献概要

〔SUMMARY〕 アロマターゼ活性の測定法に基質3H-Aを用いたトリチウム水遊離アッセイ法で基礎的検討を行い,3H-A濃度5μCi/ml,反応37℃,60分間の条件を設定した.本法での検出限界は0.19fmol/hr/ml,定量限界は0.58fmol/hr/mlで,同時および日差再現性の精度,希釈直線性も良好であった.検体の安定性試験では,組織のまま-65℃以下で凍結保存し,2年間の安定性が確認された.本法の臨床検査への適用は,乳癌などのエストロゲン依存性疾患の診断,治療指針の決定に有用であると考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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