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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査47巻5号

2003年05月発行

雑誌目次

今月の主題 食中毒,その発症をめぐって

巻頭言

わが国における食中毒発生の最近の動向

三瀬 勝利

pp.457-458

 食の安全が叫ばれ,関係者の日夜の努力にもかかわらず,食中毒の発生は少しも減少していない.保健所に届けられた数だけでも,年間3~4万人もの食中毒患者が出ている.届けられる事例は氷山の一角であり,実際の食中毒患者数はその百倍を超えると思われる.少なく見積もっても,年間数百万人の食中毒患者が出ている計算になる.幸い,医療の進歩や食料事情の好転により,食中毒による死者はほとんど出なくなっている.この点は極めて良い傾向といえる.

 食中毒の原因物質としては,細菌が圧倒的に多く,ウイルスがこれに次いでいる.フグなどの動物毒や,毒草や毒キノコなどの植物毒を摂取することによる食中毒も毎年発生している.発生件数は少ないが,死者の多くは動物毒や植物毒を摂取したケースで起こっている.農薬などの化学物質による食中毒は稀である.

総説:病原因子・発症機序と検査法

志賀毒素産生性大腸菌食中毒

伊豫田 淳 , 渡邉 治雄

pp.459-465

〔SUMMARY〕 わが国における志賀毒素産生性大腸菌(Shiga-toxin producing Escherichia coli;STEC)による食中毒事例の大部分は依然として血清型O157:H7が原因となっているが,non-O157のSTECの検出数も全体の約3割を占めている.ヨーロッパ諸国やオーストラリアではO157以外のSTECが従来から問題とされており,今後これらのSTECに存在する病原性因子やそれらの発現機構に関する新しい知見が注目される.

ブドウ球菌食中毒

山口 禎夫 , 花木 秀明 , 砂川 慶介

pp.467-473

〔SUMMARY〕 ブドウ球菌食中毒は,黄色ブドウ球菌によって引き起こされる毒素型食中毒である.その原因毒素は,エンテロトキシン(腸管毒または腸毒素)と呼ばれている.ブドウ球菌食中毒の検査では,各種検査材料から菌の検出とともに,エンテロトキシンを直接検出することが推奨されている.各種検査材料から菌量,エンテロトキシン量の測定,エンテロトキシンやコアグラーゼの型別試験等で一致性を検討し,食中毒の診断を下している.エンテロトキシンは耐熱性毒素で,通常の調理法では,失活しないため,手指を介した食品の汚染を避けるため,十分な衛生管理が必要である.

腸炎ビブリオ食中毒

島田 俊雄

pp.475-481

〔SUMMARY〕 腸炎ビブリオ食中毒の主症状は,数回から十数回にも及ぶ水様性の下痢および上腹部の胃痙攣様の激痛である.腸炎ビブリオの腸管病原因子には,蛋白性の耐熱性溶血毒(TDH)およびその類似毒素であるTRHがある.下痢症由来のほとんどの菌株はTDHを産生する.魚介類や海水からTDHを産生する菌株を分離することは困難といわれてきたが,PCR法や免疫学的方法を併用した検査法を用いると,それらの検体からもTDH陽性菌株を検出することができる.

小型球形ウイルス食中毒

宇田川 悦子

pp.483-494

〔SUMMARY〕 2000年から2003年始めまでに病原微生物検出情報(IASR)に報告された食品媒介が疑われるウイルス性食中毒のほとんどは小型球形ウイルス起因で,毎年10月から翌年3月の冬季に発生している.また,平成13年度内に発生した食品媒介が疑われる食中毒患者総数の約3割が小型球形ウイルス起因であった.

 小型球形ウイルス検査法は,従来法の電子顕微鏡検査法(EM法)とRT-PCR法による遺伝子診断法がある.現在,使用されているPCRプライマーの種類に依存して,遺伝子診断ではノロウイルスが一番多く検出されておりその遺伝子型はGII型が主で,GI&GII混合型,GI型と続く.遺伝子診断で検出できずEM法でのみ検出される小型球形ウイルスが存在していることは依然として問題で,遺伝子が陰性の検体についてはさらにEM法で検査することが大切である.

 小型球形ウイルスの表記方法に関し,現在若干混乱はあるが,EM法で形態学的に判定した場合は従来通り「小型球形ウイルス:SRSV」,またRT-PCR法,Hybridization法,Sequencing法などの遺伝子診断で判定した場合は,同定された各ウイルス科・属のウイルス名を表記することが望ましいと考える.

話題

鶏卵を介するSalmonella Enteritidis食中毒

中村 明子

pp.495-500

1. はじめに

 Salmonella Enteritidis(以下SE)を原因とする食中毒は,1985~1986年にかけて英国で急増し,またたく間に世界各国に拡がった.わが国でも1989年以降,諸外国と同様に鶏卵が原因とみられるSE食中毒が多発している.SE検出状況の推移をみると,1989年に急増したSEは1996年をピークとしてその後は減少傾向にある(図1).SEの減少傾向がみられるものの,2001年の厚生労働省食中毒統計によると,細菌性食中毒で2人以上の発生をみた638件のうち,サルモネラ属菌による食中毒は201件(患者数4,789名)で依然としてトップの座を占めており,全国で検出されたサルモネラ血清型に占めるSEの割合は,2000年55%,2001年53%,2002年60%で,SEは現在日本において最も高頻度に分離される血清型であるのが明らかである(図2).

 本稿では,SEの病原性,SE急増の原因,SE対策の現状について述べる.

 わが国におけるサルモネラの発生状況は,全国の地方衛生研究所および保健所(以下地研・保健所)から国立感染症研究所感染症情報センターに報告され,病原微生物検出情報として集計されている.本稿で用いるSEに関するデータは,主としてこの情報をもとに作成したものである.

毒素原性大腸菌におけるフルオロキノロン系薬剤低感受性菌の出現

松下 秀

pp.501-504

1.はじめに

 毒素原性大腸菌(Enterotoxigenic Escherichia coli;ETEC)は,熱帯・亜熱帯地域の開発途上国においては,下痢起因菌として最も検出頻度が高く,わが国などの開発国から,それらの地域を訪問した旅行者が下痢症に罹患する,いわゆる旅行者下痢症の重要な原因菌となっている1).また国内においても,本菌による集団・散発食中毒事例が,毎年かなりの数報告されている2).ETECによる下痢症でも,症状の激しい場合は,通常抗菌剤による化学療法がなされる.現在本菌を含めた細菌性下痢症の治療には新キノロン剤と呼ばれるフルオロキノロン系薬剤(FQ)が汎用されている.しかし,近年FQに耐性あるいは低感受性を示す各種腸管系病原菌の出現が問題となっており,低感受性菌が原因の場合でも,腸チフス・パラチフス,細菌性赤痢において治療が困難,あるいは治療後再発した症例が報告されている3~8)

 本報では,東京において海外旅行者下痢症例より分離されたETECにおけるFQ低感受性菌の出現状況について述べる.さらに,検出されたFQ低感受性菌の他薬剤と合わせた耐性パターン,毒素産生型とO血清群,およびDNAジャイレースサブユニットA遺伝子(gyrA)上のキノロン耐性決定領域(Quinolone resistance determining regions;QRDR)における変異についても検討を加えているので紹介する.

乳児ボツリヌス症の細菌学的診断とその予防

髙橋 元秀

pp.505-511

1.はじめに

 乳児ボツリヌス症は1976年に米国で初めて確認された病気であるが,以前から同様な症状を示す病気は報告されていた.病気が確認された経緯は,日本国内の食餌性ボツリヌス症の診断事例で便中の菌と毒素の検査が有効であることが報告されたことにより,米国CDCではボツリヌスを疑う患者の便材料を検査対象として診断法に取り入れた結果,乳児で起こる新しい型のボツリヌス症として確認された.わが国では,1986年に千葉県内の乳児がハチミツを原因食品としたA型ボツリヌス菌・毒素による最初の発生報告があった.その後,各地で17事例の発生報告がある.一般的なボツリヌス食中毒は発生に際し,食品衛生法第27条により届け出・報告が求められるが,乳児ボツリヌス症は1999(平成11)年に施行された「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」により,全例把握することが必要な「四類感染症」となっている.

新たな食中毒原因菌―Providencia alcalifaciens

宇田 隆行 , 本田 武司

pp.513-517

1. はじめに

 1996年11月に福井市で発生した集団食中毒の原因菌として同定されたのがProvidencia alcalifaciens(PA)である1).PAは以前からその存在は知られていたが,一般的に非病原性の細菌として認識されてきた.しかし,この福井市での集団食中毒の事例によりPAが新たに単独で食中毒の原因菌となりうることが明らかとなったので,これについて紹介する.

サッポロウイルスによる下痢症

中田 修二

pp.519-525

1. はじめに

 サッポロウイルス(Sapporo virus;SV)はカリシウイルス科に属するウイルスで,同じカリシウイルス科のノーウォークウイルス(Norwalk virus;NV)(詳細は別項参照)とは,遺伝学的に異なるだけでなく,臨床的にも大きな違いがみられる.すなわち,NVがウイルス性食中毒の主要原因であり,かつ,乳幼児から老人まで全年齢層に胃腸炎を引き起こすのに対して,SVは主に5歳未満の乳幼児に急性胃腸炎を引き起こす.

 電子顕微鏡による観察では,「ダビデの星」と称せられる(図1-A),いわゆる,カリシウイルスに特徴的な表面構造をもっている.免疫学的にも遺伝学的にも多様性に富むため,また,検出感度を高める必要性などから,その検出には主に遺伝子検査が用いられている.本稿では,まず,最近確定したカリシウイルスの国際分類について述べ,次いで,SVに関してその歴史的背景,臨床的特徴,遺伝学的分類,最後に,遺伝子検査を中心に現在行われている確定診断法について解説する.

今月の表紙 電気泳動の解析シリーズ・5

低温保存により出現する異常LDH症例の解析Ⅰ

堀井 康司

pp.454-455

 今回から2回に分けて不思議な異常LDH(乳酸脱水素酵素)について紹介し,われわれが行った解析の経過について述べていこうと思うが,実はこの貴重な症例は当検査部の技師の1人なのである.名前を仮にA君としよう.

 さてA君は当院検査部に就職してすぐに何かの機会に自分の血清LDHアイソザイムの分析をしてもらったことがある.ご存じのようにLDHは電気泳動すると陽極側よりLDH1~LDH5と名付けられた5本のアイソザイム像が検出される.ところがA君は分析担当者からLDH1とLDH2の中間に6本目のバンドがあるといわれたのである.しかし精査しようとして再度採血して分析すると不思議なことに今度は検出されなかった.

コーヒーブレイク

誰か故郷を

屋形 稔

pp.474

 北朝鮮から5人の生存者が帰国してから1か月余がたった.その間目まぐるしく事態が変転し,家族も含めた永住帰国に向けて日朝交渉がもたれつつある.新潟に帰った3人の方の報道も連日私達の耳に届くが,故郷や家族への感謝と愛着,北朝鮮に残した家族への切ない思いなど悉く私達の共感と同情を呼ぶことのみである.死亡したとされている横田さんもどんなに故郷新潟と両親への切ない思慕で毎日を過ごしたかと思うと涙せざるをえない.

 戦時中異国で戦いに明け暮れた日本兵の一番の愛唱歌は“誰か故郷を思わざる”であったとよく聞いた.古賀政男のメロディも秀抜であるが,昨今の歌の文句と違った“思わざる”といった古い言葉が,日本人に共感されたのでないかと気づいた.私は福島の田舎に生まれ,大学卒までが故郷で過ごした年月であるが,その後長い新潟の星の下で常に心に在ったのは幼少時駆け廻った故郷の平凡な山河と家族との風景にほかならない.しばし私の故郷の思い出を述べたい.

NBMとEBM

寺田 秀夫

pp.518

 最近,“narrative based medine(NBM)―物語の医療”という言葉が臨床の分野で注目されるようになった.今まで医療は患者集団を対象とした医学的データを定量的に解析した証拠(evidence)に基づいた医療(EBM)が最良のものとされ,わが国でも多くの臨床家の支持を受けてきた.

 これに対しNBMはEBMとは一見相反する医療の思想であるが,漸くEBMで陥りやすい欠点,すなわちEBMでは従来の医学に深く根ざしてきた直感や非系統的な長年の臨床経験に基づく医療は無意味とする科学一辺倒の医学の考え方から,患者と医療人が親しく語り合って進めて行く医療(語らいの医療)(NBM)の大切さに気づき,回帰してきたように思う.

シリーズ最新医学講座・Ⅰ 免疫機能検査・29

多発性硬化症

原 英夫

pp.527-533

はじめに

 多発性硬化症(multiple sclerosis;MS)は,中枢神経系の白質に多発性の脱髄性病変を起こし,寛解と再発を繰り返す炎症性脱髄疾患で,その病因はいまだに不明である.病理学的には,中枢神経の髄鞘の崩壊,ミクログリアの増加と血管周囲の単核球,特に活性化T細胞の浸潤が特徴である.

シリーズ最新医学講座・Ⅱ シグナル伝達・5

異常蛋白質ストレス(特に小胞体ストレス)シグナル伝達

北嶋 繁孝 , 川内 潤也 , 巴 銀花

pp.535-544

はじめに

 生命の設計図はゲノムの一次構造にコードされているが,その遺伝情報は,蛋白質に翻訳されることで発現される.すなわち,ゲノム情報の最終的な機能実行分子は蛋白質である.DNAが4種類の塩基で構成されるのに対し,蛋白質はそれよりはるかに多い20種類のアミノ酸で構成される.この結果,例えば5塩基からなるDNA配列には,4の5乗 (1,024) 通りの組み合わせがあるのに対して,5アミノ酸からなる蛋白質(ペプチド)では,20の5乗 (32×105) 通りという多様な組み合わせが可能である.この一次配列の多様性が,蛋白質が特異的な生物機能を果たす条件の1つであるが,それだけでは不十分である.すなわち,完成された蛋白質は,正しく折り畳まれた立体構造をとる必要があり,この正確な高次構造が蛋白質の生物機能には不可欠である.これまでに,アミノ酸変異による異常蛋白質の疾患は数多く報告されてきたが,その解析は,主にアミノ酸変異による機能の変化という点から解析されてきたといえる.これに対して,CAGリピート病などでは,正常な蛋白質の折り畳み(フォールディング)障害が病態と深くかかわることが明らかにされ,コンフォメーション病という概念で論じられるようになってきた.すなわち,構造(コンフォメーション)の異常によって溶解度の変化をきたした異常蛋白質が細胞内に蓄積するというものである.このように,蛋白質合成が行われる小胞体は,蛋白質の品質管理を担う場ともなっており,これら異常蛋白質の蓄積は小胞体ストレスとして作用する.さらに,小胞体ストレスが,一連の生体防御機構を活性化するとともに過剰なストレスに対しては細胞死シグナルを惹起し,数々の疾患の病態発現に関与していることも知られてきた.ここでは,蛋白質生合成の場である小胞体に焦点を当て,その蛋白質品質管理機構の仕組みと小胞体ストレスが関与する疾患について概説する.

トピックス

慢性疲労症候群と病原微生物リケッチア―新しいペット病か

松田 重三

pp.545-547

1.慢性疲労症候群とは何か

 慢性疲労症候群(chronic fatigue syndrome,以下疲労病)とは,長期にわたる極端な疲労を主訴とする症候群である.

 この疲労は軽度のものから,勤務や学業はもとより,日常生活さえ不可能な極度のものまで患者により訴える程度は様々である.この疲労の原因となる精神神経疾患をはじめとするほかのいろいろな疾患や,極度の運動,過労などの要因がある場合は,疲労病とは診断しない.

質疑応答

病 理 組織標本の「チャター」と薄切法

谷澤 徹

pp.549-551

Q

子宮および子宮筋腫の組織を薄切する際に時々標本が「すだれ」てしまうことがあります.子宮筋腫のような組織の薄切方法についてご教示ください.また,脱灰液(K-CX脱灰液-成分はキレート剤,塩酸 藤沢薬品工業)に子宮筋腫を浸けると薄切しやすくなるのはなぜでしょうか.(愛知県・Y生) 

A

1.はじめに

 子宮や子宮筋腫の標本を作製した際に染色後の標本を観察すると,ご質問にあるように,縞状あるいは波状の「すだれ」模様を生じていることがあります.これは薄切した際,帯状に切片の厚い部分や薄い部分ができてしまうためにみられるもので,硬く弾性の強い組織のブロックを薄切したときによく起こります.この場合の「すだれ」模様は刃線に対して平行で,一般に「チャター」と呼ばれています.この「チャター」がなぜ生じるのか,また,どのようにすれば防げるかについて考えてみましょう.さらに,子宮筋腫が硬くなる理由に少し触れたのちに子宮筋腫のブロックを薄切しやすくする工夫をいくつか紹介し,その機序について考察してみましょう.

研究

血液ガス分析機器の相違によるPco2値乖離の検討

奥田 忠行 , 松井 祥子 , 柴原 直利 , 関根 道和 , 上野 智浩 , 大門 良男 , 北島 勲

pp.553-558

〔SUMMARY〕 血液ガス分析機器の炭酸ガス分圧値(Pco2)高値で,メーカー間(ラジオメーター社ABL505とBayer社860)で乖離した事例に遭遇した.コントロール,血液ガス標準物質,トノメトリー試験を用いて原因を検討した結果,血液ガス検体で,pH値,酸素ガス分圧値(Po2)は類似した値だった.Pco2値のみ,Bayer社がラジオメーター社より高値だった原因は,標準物質とトノメトリー試験よりBayer社のリストリクター自体にあることがわかった.Pco2値の乖離の原因追求にはトノメトリー試験と血液ガス標準物質の測定が有用であった.

編集者への手紙

全身性エリテマトーデスにおける抗ヌクレオソーム抗体の評価方法について

陸 青 , 宮坂 信之 , 窪田 哲朗

pp.559-560

1. はじめに

 全身性エリテマトーデス(SLE)では多彩な症状が出現し,種々の自己抗体が検出されるが,抗体と病態との関連についてはいまだ不明の点が多い.最近,抗dsDNA抗体は抗ヌクレオソーム(NS)抗体(あるいは抗クロマチン抗体)の一部に過ぎないとする説や,抗NS抗体が抗dsDNA抗体より腎症と良く相関するという報告がなされているが1,2),両者を検出感度の異なるアッセイ系で別々に測定していたのでは,陽性率などを適切に評価することができない.そこでわれわれは,同程度の量のNSとdsDNAが結合していることを確認したELISAプレートを作製して,それらと反応する抗体を比較検討することを試みた.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

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62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
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62巻10号(2018年10月発行)

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62巻9号(2018年9月発行)

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62巻3号(2018年3月発行)

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今月の特集2 成人先天性心疾患

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62巻1号(2018年1月発行)

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今月の特集2 心腎連関を理解する

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60巻12号(2016年11月発行)

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60巻11号(2016年10月発行)

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60巻10号(2016年10月発行)

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今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

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今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

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60巻2号(2016年2月発行)

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今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

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今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

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今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

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今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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