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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻6号

2003年06月発行

文献概要

今月の主題 アルコールと臨床検査 各論

アルコール性肝障害におけるエンドトキシンと炎症性サイトカインの役割

著者: 竹井謙之1 榎本信行 池嶋健一1 佐藤信紘

所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.621 - P.626

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〔SUMMARY〕 アルコールの過剰摂取は腸管細菌叢由来のエンドトキシンの透過性亢進を招き,肝在住マクロファージであるクッパー細胞の活性化を惹起することでTNFαなど炎症性サイトカインの過剰産生を引き起こす.この事象がアルコール性肝障害の発症・進展に重要な役割を果たすことが明らかになりつつある.本稿では,アルコール性肝障害におけるエンドトキシンと炎症性サイトカインの関与に関して最近の知見を概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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