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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻6号

2003年06月発行

文献概要

今月の主題 アルコールと臨床検査 各論

アルコール性肝障害の病理学的診断―病型分類と問題点

著者: 中野雅行1

所属機関: 1国立千葉病院研究検査科

ページ範囲:P.632 - P.637

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〔SUMMARY〕 アルコール性肝障害の組織診断は,“肝細胞の変化”と“間葉系の変化(線維化)”が独立して生じ,それを指標にするのがポイントである.アルコール性肝炎はマロリー体と多核好中球という特徴ある所見が基準であるが,肝細胞の変性と線維化でも診断される.肝細胞周囲線維化から肝硬変への進展,断酒による線維化の改善についても説明した.最近注目されているNASH(nonalcoholic steatohepatitis)の診断についても触れた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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