文献詳細
文献概要
今月の主題 プロテアーゼ,プロテアーゼインヒビター 総説
細胞死とプロテアーゼ
著者: 内山安男1
所属機関: 1大阪大学医学系研究科情報伝達医学専攻機能形態学講座
ページ範囲:P.841 - P.848
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 細胞死が実行されるとき,必ず実行因子として働くのはプロテアーゼである.これは,細胞死が積極的に実行されようが,受け身の形で実行されようが同じである.積極的な細胞死(active cell death)は形態的にⅠ型からⅢ型まで分けられ,最も数の多いアポトーシスはⅠ型細胞死であり,リソソームが蓄積する細胞死をⅡ型細胞死といい,それぞれ関与するプロテアーゼが異なる.本総説では,これらを中心に概説する.〔臨床検査 47:841-848,2003〕
掲載誌情報