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今月の主題 プロテアーゼ,プロテアーゼインヒビター 技術解説
プロテアーゼインヒビターの新検出法―Reverse zymography
著者: 勝沼信彦12
所属機関: 1徳島文理大学 2徳島文理大学健康科学研究所
ページ範囲:P.871 - P.874
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 微量の粗試料中の各種プロテアーゼに対する特異的インヒビター蛋白を簡単に検出する方法である.原理はエンザイムグラフィーを逆に利用したものである.Gelatin含有SDSプレートに試量をかけて電気泳動したSDSプレートを目的のプロテアーゼで処理すると,プレート中のGelatinは消化されるが,インヒビターの局在するバンドのGelatinのみは残り,染色される.この方法により各種のプロテアーゼに対するインヒビターの分子量も知ることができる.〔臨床検査 47:871-874,2003〕
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