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文献詳細

雑誌文献

臨床検査47巻8号

2003年08月発行

文献概要

研究

総合的左心機能指標TEI indexの加齢による変化について

著者: 山口康夫1 福田信夫2 宍戸誠1 高橋幹博1 篠原尚典2 酒部宏一2 名田晃2 田村禎通2

所属機関: 1国立善通寺病院臨床検査科 2国立善通寺病院循環器科・臨床研究部

ページ範囲:P.935 - P.939

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〔SUMMARY〕左室TEI indexは収縮能と拡張能を統合した総合的左心機能を反映する指標とされている.しかし,その加齢性変化については明らかにされていない.今回筆者らは,左室TEI indexの加齢による変化とその機序について検討した.その結果,TEI indexは加齢とともに高値を示し,その原因は主として加齢に伴う左室弛緩障害を反映した左室等容拡張時間の延長によると考えられた.また,TEI indexを臨床応用する際には年齢による影響を考慮する必要があると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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