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今月の主題 感染症における危機管理 総説
臨床微生物検査室におけるバイオハザードに対する日常的安全管理
著者: 長沢光章1
所属機関: 1防衛医科大学校病院検査部
ページ範囲:P.35 - P.41
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 臨床微生物検査室におけるバイオハザードに対する日常的安全管理として,業務感染の防止,設備の整備とメンテナンス,病原微生物の保管管理,病院感染対策などがある.
また,微生物検査の日常業務におけるリスクマネージメントから微生物検査室が関与する病院感染やバイオテロリズムに対するクライシスマネージメントまでを含めて対応する必要がある.
業務感染の防止の基本は,標準予防策で手袋の着用,手洗い,必要に応じたガウン,マスク,ゴーグルの着用である.特に,バイオハザードレベル3の結核菌,炭疽菌およびSARS疑い患者の検体を取り扱う場合は,安全キャビネットやバイオハザード対策遠心機の導入も不可欠である.〔臨床検査 48:35-41,2004〕
また,微生物検査の日常業務におけるリスクマネージメントから微生物検査室が関与する病院感染やバイオテロリズムに対するクライシスマネージメントまでを含めて対応する必要がある.
業務感染の防止の基本は,標準予防策で手袋の着用,手洗い,必要に応じたガウン,マスク,ゴーグルの着用である.特に,バイオハザードレベル3の結核菌,炭疽菌およびSARS疑い患者の検体を取り扱う場合は,安全キャビネットやバイオハザード対策遠心機の導入も不可欠である.〔臨床検査 48:35-41,2004〕
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