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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻1号

2004年01月発行

文献概要

今月の主題 感染症における危機管理 座談会

バイオテロリズムに対する微生物検査室の対応

著者: 谷口清州1 熊坂一成2 加來浩器3 長沢光章4 山口惠三5

所属機関: 1国立感染症研究所感染情報センター・感染症対策計画室 2日本大学医学部臨床検査医学 3陸上自衛隊衛生学校教育部戦傷病救急医学教室 4防衛医科大学校病院検査部 5東邦大学医学部微生物学

ページ範囲:P.59 - P.74

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バイオテロリズムの概念

 山口(司会) 本日は「バイオテロリズムに対する微生物検査室の対応」というテーマで座談会を開くことになりましたが,先生方には師走の一番忙しい時期にご出席をいただき,ありがとうございます.

 バイオテロに関しては,アメリカの学会ではかなり以前からシンポジウムなどでも取り上げられ,いつバイオテロが起きてもおかしくないという警鐘が鳴らされ続けていました.そして,これが現実化したのは,例の2001年9月11日のニューヨーク多発テロに引き続いて起きた炭疽菌によるバイオテロ事件です.このニュースは瞬く間に世界中に広がり,わが国でも一時的とはいえかなり大きく取り上げられ,バイオテロ対策について真剣に取り組まねばならない状況に追い込まれました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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