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特集 動脈硬化-その成り立ちと臨床検査 6章 動脈硬化性疾患の生理学的検査
4. 血管内皮機能検査
著者: 宮本宣友1 松田康章1 川嶋成乃亮2
所属機関: 1神戸大学大学院医学系研究科総合臨床医学 2神戸大学大学院医学系研究科循環呼吸器病態学
ページ範囲:P.1453 - P.1458
文献購入ページに移動血管内皮は血管壁の内張りをしている1層の血管内皮細胞群で構成されており,多様な働きを介して,血管の恒常性を保つとともに抗動脈硬化に働いている.近年,血管内皮の機能測定を通じて動脈硬化度をより早期から評価しようとする試みがなされるようになっている.さらに,内皮機能評価の用途は,治療に対する評価法や予後を予測する因子としての広がりもみせるようになってきている.本稿では,血管内皮機能の代表的な評価法である血流依存性血管拡張反応による血管内皮機能検査を紹介するとともに,その動脈硬化評価における臨床的意義と今後の展望について述べる.
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