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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻11号

2004年10月発行

文献概要

特集 動脈硬化-その成り立ちと臨床検査 7章 動脈硬化関連遺伝子―どこまで解明されたか

3. 高脂血症関連遺伝子

著者: 丸山貴生1 山下静也1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科分子制御内科学

ページ範囲:P.1474 - P.1480

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はじめに

 高脂血症が動脈硬化性疾患の最も重要な危険因子であることは周知の事実であるが,生活習慣の欧米化に伴い高脂血症患者数は増加の一途であり,その病因,病態の解明は極めて重要な課題である.厚生省(現・厚生労働省)特定疾患「原発性高脂血症」調査研究班(北班)では,わが国における原発性高脂血症および関連疾患における病態解析の一環として,遺伝子変異の全国調査を実施し,データベースを作成した1).本稿では,遺伝子異常の観点から,高脂血症を含めた原発性脂質代謝異常症の病因・病態について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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