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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻13号

2004年12月発行

文献概要

今月の主題 脳機能 各論

精神科領域でのMRSの応用

著者: 木村輝雄1 中田力1

所属機関: 1新潟大学脳研究所・統合脳機能研究センター

ページ範囲:P.1647 - P.1653

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〔SUMMARY〕 磁気共鳴スペクトロスコピー(magnetic resonance spectroscopy;MRS)は,生体内の代謝動態を非侵襲的に「透視」する画期的な方法論である.しかし,臨床への普及は極端に遅れており,いまだに画一された検査法として市民権を得るまでには至っていない.臨床MRSの将来は,現場の臨床医がどこまでMRSを身近に感じることができるかにかかっているといっても過言ではない.構造解析による病態検索が困難な精神疾患において,機能解析が果たすべき役割は高く,そのなかでもMRSは重要な位置を占め,精神疾患の臨床における欠かせない検索過程の1つとなりつつある.〔臨床検査 48:1647-1653,2004〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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