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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 薬物代謝酵素の遺伝的多型―特に個別化薬物治療を目ざして 総説

薬物代謝酵素の遺伝的多型と臨床的意義―第Ⅱ相酵素

著者: 小澤正吾1 神野透人2 斎藤嘉朗3 澤田純一3

所属機関: 1国立医薬品食品衛生研究所薬理部 2国立医薬品食品衛生研究所環境衛生化学部 3国立医薬品食品衛生研究所機能生化学部

ページ範囲:P.129 - P.137

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〔SUMMARY〕 第Ⅱ相酵素の中には,遺伝的多型が比較的多く認められるものがあり,薬物応答の個人差や代謝異常の一因となっている.酵素活性の著しい変化をもたらす遺伝子型のタイピングは,いずれ臨床検査の一部として定着するものと予想される.本稿では,いくつかの第Ⅱ相酵素,特に,UDP-グルクロン酸転移酵素(UGT),N-アセチル転移酵素(NAT),硫酸転移酵素(SULT)等の抱合酵素を中心に,これらの酵素をコードする遺伝子の多型およびそれらの臨床的意義を解説したい.〔臨床検査48:129-137,2004〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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