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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻3号

2004年03月発行

シリーズ最新医学講座・Ⅰ 転写因子・3

転写因子と炎症

著者:北島 勲1,2,3

所属機関:1富山医科薬科大学医学部臨床検査医学講座 所属機関:2富山医科薬科大学附属病院検査医学部臨床検査医学講座 所属機関:3富山医科薬科大学附属病院輸血・細胞治療部

ページ範囲:pp.315-325

キーワード:
炎症  ,  NF-κB  ,  IRF-1

文献概要

はじめに:炎症のシグナル伝達と転写因子概説

 新しいサイトカインのグループが近年見いだされ,炎症に関連する分子機構研究が大きく進歩した.それと同時に情報が膨大化し全体像を把握することが非常に困難になりつつある.今回は炎症に関与するシグナル伝達系情報を統合する転写因子について焦点を絞って解説する.対象となる最も重要な転写因子は,インターロイキン1(IL-1),IL-6,IL-8,腫瘍壊死因子(TNF-α)などの炎症性サイトカイン発現誘導や細菌感染,特にLPSの受容体として同定されたToll-like receptor(TLR)/TNF receptor-associated factor(TRAF)システムの標的転写因子であるNuclear factor-kappa B(NF-κB)であろう.本稿では炎症と転写因子NF-κBの関連について詳しく述べてみたい.また,最近注目されている免疫反応や炎症時におけるリンパ球や単球が分泌するインターフェロンとinterferon-regulatory factor(IRF)-1と転写因子signal transducers and activators of transcription(STAT)-1システムについても解説し,炎症を細胞内シグナル伝達,特に転写因子活性調節機構の立場から考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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