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今月の主題 ワクチン―その開発と将来展望 ワクチン開発の新しい展開
遺伝子工学的手法によるワクチンの開発
著者: 白木公康1
所属機関: 1富山医科薬科大学医学部ウイルス学
ページ範囲:P.363 - P.368
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 ワクチン開発に新しい方法論として,遺伝子工学的手法が最初に取り入れられ実用化されたのはB型肝炎ワクチンである.そして,組換え技術の発展がワクチン開発にも取り入れられ,生ワクチンの弱毒性と免疫原性の利点を生かし他の感染防御抗原を発現させた多価組換え生ワクチン,病原性の克服のためのDISCワクチン,Hybridワクチン,DNAワクチンなど,これまでのワクチンの問題点を克服できる可能性を示す種々の有望な成果が得られつつある.〔臨床検査 48:363-368,2004〕
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