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文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻4号

2004年04月発行

文献概要

今月の主題 ワクチン―その開発と将来展望 わが国における現行ワクチンの今後の課題

日本脳炎ワクチン

著者: 根路銘令子1 倉根一郎1

所属機関: 1国立感染症研究所ウイルス第一部

ページ範囲:P.399 - P.415

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〔SUMMARY〕 日本脳炎ワクチンは,ウイルス常在地域の住民およびその地域への旅行者に免疫を賦与することにより,日本脳炎を予防するものである.
 日本,韓国,台湾では1965年以降,国のワクチン政策などにより患者発生数が激減しており,これに現行(マウス脳由来不活性)ワクチンが果たした役割は大きい.一方,1969年以降東南アジア,インド亜大陸地域では患者数が増加傾向にある.
 今後,これらの地域住民に広く接種できる,安価なワクチンの開発が期待される.〔臨床検査 48:399-415,2004〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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