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今月の主題 アルブミン 総説
血清アルブミン測定の臨床的意義
著者: 矢田豊1 渡辺明治1
所属機関: 1富山医科薬科大学第三内科
ページ範囲:P.513 - P.519
文献購入ページに移動〔SUMMARY〕 アルブミンは肝で合成され,血漿蛋白質のなかでも含量が最も多く,血漿総蛋白の約60%を占める.その機能は多彩で,アルブミンは血漿膠質浸透圧の維持や各種物質の輸送において重要な役割を果たしている.血清アルブミンすなわち血管内アルブミンは血管外アルブミンも含めた生体内アルブミンプールの一部であり,血清アルブミン値の解釈には,血管内のみでなくアルブミンの体内分布や代謝動態について考えることも重要である.〔臨床検査 48:513-519,2004〕
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