icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻5号

2004年05月発行

文献概要

研究

活動性肺結核症例における血中抗酸菌抗体(TBGL・LAM)測定の有用性―喀痰検査法成績との比較および両抗体の併用効果

著者: 奥田勲1 小原千秋1 坂本修1 田中司2 長谷川達朗2 緑川清江3 渡邉勝美3 太田和秀一3 手塚俊介4

所属機関: 1国立精神・神経センター国府台病院臨床検査部 2国立国際医療センター臨床検査部 3国立東京病院臨床検査科 4国立病院東京医療センター臨床検査科

ページ範囲:P.587 - P.591

文献購入ページに移動
〔SUMMARY〕 活動性肺結核症例を対象に血中抗酸菌抗体(TBGL・LAM)の検出意義を検討した結果,両抗体ともに①塗抹陰性症例の迅速検査法として有用であること②入院時抗酸菌非検出症例における検出は,特にその臨床的意義が大きいことが確認された.しかし両抗体で異なる成績を呈する症例も散見されたことから,これら乖離症例における検出率の改善には,現状では両抗体の効率的併用が有効であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?