icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査48巻6号

2004年06月発行

文献概要

今月の主題 小児の成長・発育と臨床検査 各論

少子化と生殖医療

著者: 苛原稔1 松崎利也1 桑原章1

所属機関: 1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部女性医学

ページ範囲:P.663 - P.669

文献購入ページに移動
〔SUMMARY〕 少産少子化のなかで,生殖医療のあり方が問われている.日本において生殖補助医療で生まれる子どもは1%に達したが,このような生殖医療の発展と普遍化の一方で,多くの問題点を抱えている.すなわち,①不妊治療による副作用の発生,②高齢妊娠による母体合併症や児の異常の誘起,③不妊治療の経済的負担,④倫理問題などである.妊娠率が一定の段階に達した現在,良質の妊娠を追求する時代になっており,今後はこの観点から,少子化時代の生殖医療を見直して行かねばならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?