文献詳細
文献概要
シリーズ最新医学講座・Ⅱ 病理診断に役立つ分子病理学・6
婦人科癌
著者: 飯原久仁子1 坂本穆彦1
所属機関: 1杏林大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.711 - P.718
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婦人科癌には,子宮頸癌,子宮体癌,卵巣癌があり,発癌に関与するであろう遺伝子異常は多く報告され,予後の推測や,治療の目安となる結果が散見される.日常の病理診断において,p53やKi-67など免疫組織化学で確認できるものについては診断の有力な手掛かりになるものや,予後の推測に役立つものもある.婦人科領域の各腫瘍についての最近の分子病理学について知見をまとめた.
婦人科癌には,子宮頸癌,子宮体癌,卵巣癌があり,発癌に関与するであろう遺伝子異常は多く報告され,予後の推測や,治療の目安となる結果が散見される.日常の病理診断において,p53やKi-67など免疫組織化学で確認できるものについては診断の有力な手掛かりになるものや,予後の推測に役立つものもある.婦人科領域の各腫瘍についての最近の分子病理学について知見をまとめた.
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