今月の主題 栄養管理のパラメーター
各論
3. 免疫能評価
著者:二村 昭彦1 著者:東口 髙志2 著者:谷口 靖樹3 著者:片岡 康1
所属機関:1厚生連松阪中央総合病院薬剤部 所属機関:2藤田保健衛生大学医学部外科学・緩和ケア講座 所属機関:3菰野厚生病院薬剤部
ページ範囲:pp.1017-1023
- キーワード:
- 免疫能(細胞性免疫・液性免疫) , 末梢血総リンパ球数
文献概要
〔SUMMARY〕 栄養不良状態では細胞性ならびに液性免疫能の低下が認められ,感染に対する抵抗力が低下する.栄養評価に用いられる免疫能検査法としては,末梢血総リンパ球数(Total lymphocyte counts;TLC)や皮膚遅延型過敏反応が総合的な免疫能を反映する指標として知られている.補体や免疫グロブリンは,低栄養状態では低下し,免疫能低下をきたすため,これらの測定も有用である.さらに詳細に評価する場合には,リンパ球サブセット分析,サイトカインの測定により的確に栄養状態を評価することが可能である.これらの免疫能を評価することによって栄養障害の有無の判別や栄養療法の適応,適切な栄養療法が行われているかの効果判定を行うことも可能である.
掲載誌情報