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文献詳細

雑誌文献

臨床検査49巻11号

2005年11月発行

文献概要

今月の主題 肝臓癌の臨床検査 話題

Realtime Virtual Sonography(RVS)―RVSとは? 何の役に立つのか? その本質とは?

著者: 岩崎隆雄1 下瀬川徹1

所属機関: 1東北大学病院消化器内科

ページ範囲:P.1241 - P.1245

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1.はじめに

 超音波検査の長所は,①プローブを当てさえすれば画像が出てくるリアルタイム性と簡便性,②無被曝,③装置がコンパクトで移動可能,経済的,などである.このような特性を生かして,肝癌に対するラジオ波焼灼療法(Radiofrequency ablation;RFA)1)のような経皮的低侵襲治療の多くは超音波ガイド下に施行されている.しかし,超音波検査はCTやMRIに較べて客観性において劣っているというという批判も常に存在する.われわれは,超音波のリアルタイム性を損なうことなく超音波検査の客観性を確保しうる,理想的な画像診断装置Realtime Virtual Sonography(RVS)システムを世界で初めて開発した.

参考文献

1) 岩崎隆雄,西岡可奈,小暮高之,他:当科における肝癌局所治療方針.消化器科 35:573-579, 2002
2) 岩崎隆雄,三上恵美子,小暮高之,他:肝癌に対するラジオ波焼灼療法とReal-time Virtual Sonography. MEDIX 40:4-9, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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