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特集 臨床検査のための情報処理技術の進歩 1章 臨床検査の技術的評価の考え方と統計処理法
2. 一要因分散分析と精密度の正しい推定法
著者: 細萱茂実1 尾崎由基男2
所属機関: 1山梨大学医学部附属病院検査部 2山梨大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.1289 - P.1292
文献購入ページに移動臨床検査値は病態による変動以外に,生理的変動や技術的変動など様々な要因で変化する.検査値の変動に影響を与える要因の存在を確認し,また,影響の程度を知ることは重要である.それらの現象を正しく解析するためには適切な調査や実験で得たデータに,適正な統計解析を施すことが必要である.その際に有効な手法が,観測や実験に伴う誤差を上手に管理し,効果的・効率的に実験を計画する実験計画法であり,また,それらデータを解析する分散分析法である.ここでは分散分析の最も基本となる一要因分散分析について概説し,本法による測定法の精密度推定への適用について述べる.
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