臨床検査49巻12号

2005年11月発行

特集 臨床検査のための情報処理技術の進歩 3章　臨床検査情報の収集と管理法

5. 検査室のネットワークとセキュリティ技術

著者： 長嶋宏和¹

所属機関： ¹藤田保健衛生大学医科学情報センター

ページ範囲：P.1405 - P.1414

はじめに

　検査システムのセキュリティとして多くの場合，検査システム端末としてのパソコンに対するセキュリティが進められてきたが，既に多くの施設で検査機器がネットワークの一部としてネットワークに直接繋がっている状況において臨床検査情報として守らなければならない範囲が非常に広くなっている(図1)．この項ではネットワーク技術を中心にセキュリティ対策としての取り込みを論じる．

参考文献

１) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：VPNによる接続方法．臨床放射線　47：1871-1874, 2002

２) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：ネットワーク配線(Category 6)．臨床放射線　48：560-563, 2003

３) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：技術を複合したネットワークづくり．臨床放射線　48：1717-1721, 2003

４) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：ウィルス集計(その1)．臨床放射線　49：464-466, 2004

５) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：ウィルス集計(その2)．臨床放射線　49：584-586, 2004

６) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：ネットワークを利用した機器．臨床放射線　49：1749-1753, 2004

７) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：レイヤー2レベルでのネットワーク通信．臨床放射線　50：691-695, 2005

８) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：電子メールウィルスに対抗するために1．臨床放射線　50：1155-1158, 2005

９) 長嶋宏和，津坂昌利，高橋正樹，他：電子メールウィルスに対抗するために2．臨床放射線　50：1279-1282, 2005