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特集 臨床検査のための情報処理技術の進歩 3章 臨床検査情報の収集と管理法
コラム JLAC 10(日本臨床検査医学会臨床検査項目分類コード)
著者: 櫻林郁之介1
所属機関: 1自治医科大学大宮医療センター臨床検査部
ページ範囲:P.1415 - P.1415
文献購入ページに移動1. JLAC10とは
日本臨床検査医学会の「検査項目コード委員会」では,検査項目のコード化の歴史は古く,1963年に既に故樫田良精博士が「中央臨床検査項目分類コード」が出されたのが最初である.その後,1986年から作業が開始された臨床検査項目の分類コードは検査室の電子化に対応できるコードとして,「統一コード検討会」との共同作業で多くの労力の結果,1990年に「日本臨床病理学会臨床検査項目分類コード(JLAC8)」を世に出した.その後改訂されて,1997年JLAC 10となり2002年の改訂を経て今日に至っている.
2. 臨床検査項目分類コード(JLAC 10)の概要
本コードは5つのパーツから成り立っている.すなわち,分析物コード(5桁),材料コード(3桁),測定法コード(3桁),識別コード(4桁),結果識別コード(2桁)である.これらを組み合わせて,1つの検査項目のコードが決定されるため,結果が複数でてくるような検査項目は17桁で表現される(日本臨床検査医学会ホームページに掲載されている).
その一例を示すと,
血清単純ヘルペスIgG抗体価(ELISA法)は5つのコードを組み合わせると,
5F190-1431-023-022(これに結果識別2桁を足して合計17桁)
となる.
日本臨床検査医学会の「検査項目コード委員会」では,検査項目のコード化の歴史は古く,1963年に既に故樫田良精博士が「中央臨床検査項目分類コード」が出されたのが最初である.その後,1986年から作業が開始された臨床検査項目の分類コードは検査室の電子化に対応できるコードとして,「統一コード検討会」との共同作業で多くの労力の結果,1990年に「日本臨床病理学会臨床検査項目分類コード(JLAC8)」を世に出した.その後改訂されて,1997年JLAC 10となり2002年の改訂を経て今日に至っている.
2. 臨床検査項目分類コード(JLAC 10)の概要
本コードは5つのパーツから成り立っている.すなわち,分析物コード(5桁),材料コード(3桁),測定法コード(3桁),識別コード(4桁),結果識別コード(2桁)である.これらを組み合わせて,1つの検査項目のコードが決定されるため,結果が複数でてくるような検査項目は17桁で表現される(日本臨床検査医学会ホームページに掲載されている).
その一例を示すと,
血清単純ヘルペスIgG抗体価(ELISA法)は5つのコードを組み合わせると,
5F190-1431-023-022(これに結果識別2桁を足して合計17桁)
となる.
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