icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査49巻12号

2005年11月発行

文献概要

特集 臨床検査のための情報処理技術の進歩 3章 臨床検査情報の収集と管理法

コラム XMLとHL7

著者: 川真田文章1

所属機関: 1大塚製薬株式会社経営推進部情報セキュリティ統括室

ページ範囲:P.1416 - P.1417

文献購入ページに移動
1. はじめに

 今日,保健医療は1人の医師がすべての医療行為や患者情報を掌握した時代から,医師とコメディカルとのチーム医療,中央検査室や検査センター,地域医療,在宅医療へと変貌し,保健医療情報は自己完結型から広域化・共有化へと進んでいる.また医療の効率化のためコスト計算を明らかにするとともに保健医療品質の計測化による質の向上を目指す必要がある.一方,システムベンダーにおいても,一社ですべての業務をカバーすることは困難となってきておりマルチベンダー化が進んでいる.これらを効率的に実現するには標準的なインターフェースが必要となり,保健医療情報の標準化は,患者中心の医療,効率的な医療を進めるに当たって,避けて通れないものである.ここでは,保健医療情報標準化で注目されるHL7(Health Level Seven)及び汎用的な記述方法XML(eXtensible Markup Language)について簡単に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?