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文献詳細

雑誌文献

臨床検査49巻13号

2005年12月発行

文献概要

今月の主題 メタボリックシンドローム 巻頭言

メタボリックシンドローム

著者: 池田康夫1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.1623 - P.1623

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動脈硬化を基盤にして発症する心筋梗塞,脳梗塞は癌とならんでわが国の死因のトップを占め,その予防・治療法の確立が急がれている.2002年のWHOの報告によれば,これら動脈硬化性疾患の増加は,わが国を始めとする先進国のみならず,発展途上国においても21世紀の解決すべき最大の課題であることが指適されている.

 これらの疾患は,動脈硬化プラークの破綻をきっかけにして,閉塞性血栓が形成されることにより致死的な臓器障害がもたらされる疾患と理解され,アテローム血栓症(atherothrombosis)と呼ばれる.したがって,その対策としてプラーク形成,破綻の機序を解明し,それに関与する因子に介入することが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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