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文献詳細

雑誌文献

臨床検査49巻13号

2005年12月発行

文献概要

今月の主題 メタボリックシンドローム 総説

メタボリックシンドロームの疾患概念

著者: 松澤佑次1

所属機関: 1財団法人住友病院

ページ範囲:P.1625 - P.1627

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〔SUMMARY〕 一個人に複数のリスクファクターが集積するいわゆるマルチプルリスクファクター症候群が,動脈硬化性疾患のハイリスク病態であることが明らかになり,これをメタボリックシンドロームという疾患概念で予防医学の大きなターゲットにすることが世界的なコンセンサスとなった.本病態の最上流には,飽食と運動不足を背景にした内臓脂肪の蓄積があることから,日本および国際委員会より内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径で代用)を必須項目とした診断基準が2005年4月相次いで発表された.本稿ではそれらの疾病概念について歴史的な背景,意義について解説する.〔臨床検査 49:1625-1627,2005〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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