文献詳細
文献概要
今月の主題 私と臨床検査―先達の軌跡 私と臨床検査
臨床検査とは?
著者: 臼井敏明1
所属機関: 1長崎県立佐世保看護学校
ページ範囲:P.277 - P.279
文献購入ページに移動1. はじめに
臨床検査医学会,臨床病理学会の先達の努力によって,医療の現場に「臨床検査」が定着し,一般庶民にもこの言葉が日常語として用いられるようになった.医療における臨床検査の役割は,情報学および情報機器の発達に伴って,ますますその地位を高めていったことは周知の通りである.しかし,医師を始めとする各種医療職,患者の立場に立つ一般庶民,医療を管轄する厚生労働省などで,果たしてこの用語が同一概念として認識されているであろうか.私が医学部を退職し,看護学校に勤めるようになってから,現場の看護師,患者のもつ臨床検査の概念と,検査部内で認識していた概念との間にかなりの開きがあるように感じた.
このような問題提起により,もう一度臨床検査の意味するもの,また医療の主体である患者の立場からこの問題を眺めてみたいと思う.
臨床検査医学会,臨床病理学会の先達の努力によって,医療の現場に「臨床検査」が定着し,一般庶民にもこの言葉が日常語として用いられるようになった.医療における臨床検査の役割は,情報学および情報機器の発達に伴って,ますますその地位を高めていったことは周知の通りである.しかし,医師を始めとする各種医療職,患者の立場に立つ一般庶民,医療を管轄する厚生労働省などで,果たしてこの用語が同一概念として認識されているであろうか.私が医学部を退職し,看護学校に勤めるようになってから,現場の看護師,患者のもつ臨床検査の概念と,検査部内で認識していた概念との間にかなりの開きがあるように感じた.
このような問題提起により,もう一度臨床検査の意味するもの,また医療の主体である患者の立場からこの問題を眺めてみたいと思う.
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