文献詳細
文献概要
今月の主題 私と臨床検査―先達の軌跡 私と臨床検査
臨床検査,あの時,この頃
著者: 佐藤乙一1
所属機関: 1西武学園医学技術専門学校
ページ範囲:P.317 - P.322
文献購入ページに移動1.飢に活,“臨床検査”の創刊
本誌,「臨床検査」が世に出たのは1957(昭和32)年のことだった.白黒写真4ページ付,60ページ足らずの雑誌ではあったが,臨床検査情報には乏しい頃だったから多くの技術者が飛びついたのはいうまでもない.
この頃はまだ第二次世界大戦の疲労が色濃く残っていた.だが,そこは日本人.東海村の原子炉にわが国でははじめて火がともされた歴史的な幕明けの年でもあったのだ.
本誌,「臨床検査」が世に出たのは1957(昭和32)年のことだった.白黒写真4ページ付,60ページ足らずの雑誌ではあったが,臨床検査情報には乏しい頃だったから多くの技術者が飛びついたのはいうまでもない.
この頃はまだ第二次世界大戦の疲労が色濃く残っていた.だが,そこは日本人.東海村の原子炉にわが国でははじめて火がともされた歴史的な幕明けの年でもあったのだ.
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