文献詳細
文献概要
今月の主題 私と臨床検査―先達の軌跡 私と臨床検査
私と臨床検査の50年
著者: 瀬戸四郎1
所属機関: 1元(社)日本臨床検査薬協会
ページ範囲:P.326 - P.329
文献購入ページに移動今年は戦後60年ということで,そのような記事やテレビ報道に接することが多い.私はちょうどその敗戦の日から10年目の1955(昭和30)年に当時はまだ少なかった検査薬の専門メーカー((株)シノテスト)に入社し,1991(平成3)年までは開発と製造を中心に現場にどっぷりと浸り,更に2000(平成12)年までは業界団体である(社)日本臨床検査薬協会で行政や関連諸団体との接触など都合46年間,検査業界の実態を体験してきた.そんな立場から年商3,000億円といわれる現在の検査薬市場の歩んだ足跡をたどってみたい.
現在は「体外診断用医薬品」あるいは「臨床検査薬」と呼ばれているが,あの頃は「診断試薬」という呼称が普通で,細菌検査用の培地や梅素検査用キットなどが主な製品であった.
現在は「体外診断用医薬品」あるいは「臨床検査薬」と呼ばれているが,あの頃は「診断試薬」という呼称が普通で,細菌検査用の培地や梅素検査用キットなどが主な製品であった.
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