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文献詳細

雑誌文献

臨床検査49巻4号

2005年04月発行

文献概要

今月の主題 脳脊髄液 各論

自動血球測定装置による髄液細胞分画検査―ADVIA120/2120によるCSF Assay

著者: 秋葉俊一1 山田巻弘1 有賀仁美1

所属機関: 1バイエルメディカル株式会社カスタマーサービス&サポート部

ページ範囲:P.393 - P.400

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〔SUMMARY〕 中枢神経系感染症の迅速な診断は,治療とその効果に大きく影響するといわれており,この診断に髄液細胞数算定と分類検査は欠かすことができない.しかし,本検査は緊急性が高いことに加え,髄液細胞の変性が早いことや施設間差,技師間差があることなどの難題が多く,自動化が望まれていた.これらの背景を受け,バイエル社では自動血球測定装置を用いて髄液中の細胞数算定と分画測定を行うアプリケーションを開発したので,その詳細を紹介する.〔臨床検査 49:393-400,2005〕

参考文献

1) (社)日本臨床衛生検査技師会 髄液検査法編集ワーキンググループ:髄液検査法2002.日本臨床衛生検査技師会,2002
2) 奈良豊,鏡美紀,伊藤友彦,他:自動血球計数装置ADVIA120 CSF ASSAY(髄液細胞測定)の検討.医学と薬学 50:849-855, 2003
3) Mahieu S, Vertessn F, Van der Planken M:Evaluation of ADVIA120 CSF assay (Bayer) vs. chamber counting of cerebrospinal fluid specimens. Clin Lab Haem 26:195-199, 2004
4) Aune MW, Becker JL, Brugnara C, et al:Automated flow cytemetric analysis of blood cells in cerebrospinal fluid:analytic performance. Am J Clin Pathol 121:690-700, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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