臨床検査49巻8号

2005年08月発行

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今月の主題 これからの臨床検査技師教育を考える 外国の医療と臨床検査技師

諸外国の臨床検査と臨床検査技師教育

著者： 近藤弘¹ 狩野元成¹ 巽典之²

所属機関： ¹大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科 ²四天王寺国際仏教大学大学院人間福祉科

ページ範囲：P.895 - P.898

〔SUMMARY〕　欧米，アジア・オセアニア諸国から回答を得た臨床検査技師とその教育制度に関するアンケート調査の結果をもとに，これら諸国とわが国の現状を比較した．さらにカナダ，米国に関しては現地での聞き取り調査，文献などをもとに臨床検査技師の資格と教育制度についての具体例を示し，スウエーデンに関しては文献から歴史的経過を辿った．これらの情報をもとに，今後，わが国における臨床検査技師教育が目指す方向性について考案した．〔臨床検査　49：895-898，2005〕

参考文献

１) Bodil Persson：The professionalization process of the Biomedical Scientist profession and education. International Federation of Biomedical Laboratory Science (IFBLS) 26th World Congress-Public Health and Biomedical Laboratory Science-，特別講演資料，Stockholm Sweden, 2004

２) 近藤弘，巽典之，坂本秀生：検査技師教育の新理念―21世紀の臨床検査技師に求められるもの(６)北米の教育．臨床病理　51：480-484, 2003

３) 坂本秀生，坂本美佐：米国での臨床検査．医学検査　49：1453-1457, 2000