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文献詳細

雑誌文献

臨床検査5巻10号

1961年10月発行

文献概要

技術解説

光電比色計の使い方

著者: 松村義寛1

所属機関: 1東京女子医科大学生化学教室

ページ範囲:P.627 - P.629

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 臨床化学検査が今日のように検体の数多くを取り扱うようになったのは光電比色計が普及したからである。
 従来の化学的定量法は重量法ないし容量法が主力であり,比色法はむしろ傍系とされた。重量法は精密でかつ正確な結果が得られるから今でも標準法としての価値は失われないのであるが,操作は煩雑で細かい注意が必要であって,面倒で気骨が折れる。所定の条件で沈殿を作り,定量用濾紙やグーナるつぼやガラスフィルターなどで濾し別け,沈殿を洗い,強熱し,乾燥してから秤量する。秤量には化学天秤や微量天秤を使うのだから考えただけでも気が遠くなる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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