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技術解説
血球計算における試験管法
著者: 小泉明1
所属機関: 1東京大学公衆衛生学教室
ページ範囲:P.75 - P.78
文献購入ページに移動1.試験管法はどのようにして生れたか
血球計算の手技の中で,簡単なようであつて実際上問題が多いのは,稀釈液で血液をうすめさらにそれを混和する過程である。通常この過程が,メランジュールというそのための専用の器具を用いておこなわれているのは,周知のことである。
血球計算における試験管法というのは,このメランジユールのかわりに,ごくふつうの試験管を用いる方法にほかならない。私の所属する東大の公衆衛生学教室では,1950年にこの方法をこころみ,現在に至るまで集団検診などで血球計算を実施するばあいは,欠かさずに用いている。
血球計算の手技の中で,簡単なようであつて実際上問題が多いのは,稀釈液で血液をうすめさらにそれを混和する過程である。通常この過程が,メランジュールというそのための専用の器具を用いておこなわれているのは,周知のことである。
血球計算における試験管法というのは,このメランジユールのかわりに,ごくふつうの試験管を用いる方法にほかならない。私の所属する東大の公衆衛生学教室では,1950年にこの方法をこころみ,現在に至るまで集団検診などで血球計算を実施するばあいは,欠かさずに用いている。
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