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研究
嫌気性培養装置(Anaerobic Jar)の考案製作とその実際応用
著者: 山県宏1
所属機関: 1山口県衛生研究所
ページ範囲:P.177 - P.178
文献購入ページに移動 嫌気性菌の培養法ならびに培養装置器具などについての考案は文字通り枚挙にいとまがないが,実際問題としてその実施操作は意外に煩雑困難であり,高度の技術と熟練した経験を必要とすることが嫌気性菌検索のルーチンワークにほとんどまつたく実施されない根本理由の一つとなつていると思われる。
筆者は1957年ウエルチ菌食中毒の研究に着手して以来,簡便正確かつ価格低廉な嫌気性培養装置(瓶)(Anaerobic Jar)の不可避的必要性に迫まられて鋭意努力を重ねた結果,従来のいずれの装置器具に比しても優るとも劣らぬJar(炭酸ガス培養にもそのまま使用可能)の考案製作に成功し,以後日常の試験研究に使用して充分満足な成績を得ているので報告する。
筆者は1957年ウエルチ菌食中毒の研究に着手して以来,簡便正確かつ価格低廉な嫌気性培養装置(瓶)(Anaerobic Jar)の不可避的必要性に迫まられて鋭意努力を重ねた結果,従来のいずれの装置器具に比しても優るとも劣らぬJar(炭酸ガス培養にもそのまま使用可能)の考案製作に成功し,以後日常の試験研究に使用して充分満足な成績を得ているので報告する。
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