icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査5巻7号

1961年07月発行

文献概要

座談会

細菌検査の諸問題

著者: 小酒井望1 桑原章吾2 小張一峰3 樫田良精4 天木一太5 高橋昭三6

所属機関: 1順天堂大 2東邦大 3都立駒込病院 4東大病院中央診療部 5日大 6東大細菌学教室

ページ範囲:P.438 - P.448

文献購入ページに移動
 高橋 きようは「細菌検査の諸問題」という大きなテーマでいろいろな話しを伺いたいと思います。
 臨床検査の部門での細菌検査というのはほかの検査とくらべてちよつと違うところがあるように考えております。一つは細菌検査室というものの性格なんですが,技術者が材料を受け取つてから結果の判定までを行なうというところであります。しかもそこで判定されたものがそのまま報告され,この検査に限り病名が,検出された菌だけで決定することがあるということです。似たような菌の中から特定の菌だけを目安にして,仕事をしていくということが多いのも特色の一つといえます。また出た答を報告する場台に受け取る方が主治医でして必ずしも細菌の専門家でございませんので,報告の書き方もいろいろあろうかと存じます。それで,検査室の責任の限界報告の出し方などについて,まず,小酒井先生大づかみにお話して載けませんか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?