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文献概要
今月の主題 PK/PD解析を指標とした感染症治療 各論
呼吸器感染症治療におけるPK/PDの考え方
著者: 二木芳人1 吉田耕一郎1
所属機関: 1川崎医科大学呼吸器内科
ページ範囲:P.63 - P.67
文献購入ページに移動呼吸器感染症の主要原因菌は,院内感染のみならず市中感染でも著しい耐性化傾向を示し,それらを治療するべき新規抗菌薬の開発も停滞している.われわれは手持ちの抗菌薬をより理論的かつ効果的に用いてこれら耐性菌感染症を治療すると同時に,これ以上の耐性化を遅らせる努力をしなければならず,PK/PD分析はそのために有益である.ただし,呼吸器感染症の原因菌あるいは病態は多彩であり,それぞれに応じた設定が必要である.〔臨床検査 50:63-67,2006〕
参考文献
1) 呼吸器感染症,日本感染症学会,日本化学療法学会編:抗菌薬使用のガイドライン.協和企画,pp100-121, 2005
2) 日本呼吸器学会呼吸器感染症に関するガイドライン作成委員会編:成人市中肺炎診療ガイドライン.日本呼吸器学会,2005
3) American Thoracic Society:Guidelines for management of adults with Hospital-acquired, Ventilator-associated, and healthcare-associated pneumonia. Am J Respir Crit Care Med 171:388-416, 2005
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