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文献詳細

雑誌文献

臨床検査50巻13号

2006年12月発行

文献概要

今月の主題 臨床検査史―国際的な流れとわが国の動向 各論

血漿蛋白質検査

著者: 河合忠12

所属機関: 1国際臨床病理(ICP)センター 2自治医科大学

ページ範囲:P.1673 - P.1676

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 古代から血液が体外で凝固する事実を肉眼的に観察することから始まった血漿蛋白質検査は,分離・解析法の進歩とともに多様化したが,とくに電気泳動法が大きな実績を挙げた.2003年にはヒトゲノムの塩基配列プロジェクトがほぼ完結したが,ポストゲノム時代は,蛋白質個々の同定と機能解析だけではなく,全蛋白質の相互作用を網羅的に研究するプロテオミクス時代へと突入した.体内組織のほとんどすべての蛋白質成分とその代謝物は血液に溶け出していることから,超精密定量・同定法,とりわけ精密免疫測定法と質量分析法による血漿蛋白質検査は無限に広がる可能性がある.〔臨床検査 50:1673-1676,2006〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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