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文献詳細

雑誌文献

臨床検査50巻13号

2006年12月発行

文献概要

今月の主題 臨床検査史―国際的な流れとわが国の動向 各論

腫瘍マーカー

著者: 今井浩三1 佐々木茂2

所属機関: 1札幌医科大学 2札幌医科大学第一内科

ページ範囲:P.1677 - P.1680

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 腫瘍マーカーは1960年代のAFPの発見に始まる.その後,CEAやCA19-9など多くの腫瘍マーカーが報告され,日常診療の中で利用されている.分子生物学や腫瘍免疫学の発達により,癌の研究は進み,さらに多くの腫瘍マーカー候補が報告されている.しかしながら,実際の臨床に用いられる新たな画期的な腫瘍マーカーはいまだ登場してこない.この現状から,今一度,腫瘍マーカーの意義を省み,画像診断との補完性などを考慮した研究の進展も期待される.〔臨床検査 50:1677-1680,2006〕

参考文献

1) Kricka LJ:Chemiluminescent and bioluminescent techniques. Clin Chem 37:1472-1481, 1991
2) Bronstein I, Edwards B, Voyta JC:1,2-dioxetanes:novel chemiluminescent enzyme substrate. Applications to immunoassays. J Biolumin Chemilumin 4:99-111, 1989
3) Lu J, Getz G, Miska EA, et al:Micro RNA profiles classify human cancers. Nature 435:834-838, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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