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文献詳細

雑誌文献

臨床検査50巻4号

2006年04月発行

文献概要

今月の主題 検査室におけるインシデント・アクシデント 話題

日本医療機能評価機構の審査を受けて―検査科の取り組みと受審前後の評価

著者: 前田富士子1

所属機関: 1医療法人ガラシア会ガラシア病院検査科

ページ範囲:P.443 - P.448

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1.はじめに

 日本医療機能評価機構(以下,評価機構)による審査は,1997年7月の第1号の病院認定に始まり,大病院から中小の病院まで様々な施設が受審している.それぞれの施設により受審内容の詳細は異なるであろうが,「病院の医療提供の改革」(①患者の視点の尊重,②質が高く効率的な医療の提供,③医療の基盤整備)に審査の重点が置かれており,「良質の医療」を提供するために必要な内容が受審項目の中に凝縮されていると考えられる.

 当院は大阪府北部,箕面市の自然豊かな環境に立地しており,2003年9月に日本医療機能評価機構による受審(Ver 4.0)を終え,2004年1月に複合病院(一般,療養)の認定を受けることができた.病院の各部門の総力を結集した受審であったが,検査科としての取り組みを振り返り,受審準備に入る前と受審終了後の質の評価を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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