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文献詳細

雑誌文献

臨床検査50巻8号

2006年08月発行

文献概要

今月の主題 皮膚科と臨床検査 各論

薬疹の検査

著者: 藤山幹子1

所属機関: 1愛媛大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.889 - P.891

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 薬疹で行う検査は,薬疹であるのかどうかを診断するための検査,薬疹の重症度をみるための検査,原因薬剤を特定するための検査に分けられる.薬疹であるかどうかと重症度をみるためには,血液検査や皮膚病理組織学的検査を用いる.原因薬剤の特定には,皮膚反応やリンパ球幼弱化試験,内服誘発試験の検査が主体となる.薬疹には,種々のタイプがあるため,陽性率の高い,しかもなるべく侵襲の少ない検査を選択し,組み合わせて行う.〔臨床検査 50:889-891,2006〕

参考文献

1) 恩地森一:薬物アレルギーの病態・診断・治療.医学のあゆみ 180:43-50, 1997
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3) 末木博彦,飯島正文:重症薬疹の診断.アレルギーの臨床 24:1080-1084, 2004
4) 大井綱郎:薬疹の診断法.Monthly Book Derma No.10 薬疹診療マニュアル,全日本病院出版会,pp15-21, 1998
5) 石川江里子,河内繁雄,斎田俊明:薬疹の原因薬剤同定におけるパッチテストの意義.西日皮膚 68:59-63, 2006
6) 古賀哲也:薬疹の原因薬剤同定法.西日皮膚 61:715-718, 1999
7) 福田英三:薬疹情報第11版,福田皮膚科クリニック薬疹情報編集部,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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