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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査50巻9号

2006年09月発行

雑誌目次

今月の主題 高齢者の臨床検査値

巻頭言

高齢者の臨床検査値

片山 善章

pp.955-956

 わが国の人口動態をみると,高齢化と少子化が世界でも前例のないほど急速に進行していることが指摘されている.総人口に占める65歳以上の人口が7%になると「高齢化社会(aging society)」と定義され,14%に達すると「高齢社会(aged society)」と呼ばれるが,わが国の高齢者は1970(昭和45)年に7%であったのが,1994(平成6)年には14%と24年間で倍増した.この高齢化社会から高齢社会への移行は欧米に比して2~4倍のスピードであり,そして,平成17年度国勢調査では人口1億2776万人のうち21.0%を超えて,世界一の高齢社会になった.2020年にはわが国の老年人口は約26.9%に達する見込みである.この急増しつつある高齢者を誰がどのような形で看るかが重大な社会問題となってきている.

 ちなみに,1970年といえば革新系の自治体が65歳以上の老人が受診するときの自己負担を地方自治体が負担する,いわゆる“老人医療無料化制度”を実施し始めた年であった.これを追認する形で,1973年には政府も70歳以上の老人の自己負担を撤廃することになり,一般病院は「社会的入院」による長期間の入院患老が激増した.そのため高齢者の国民総医療費に占める割合も年々急増し,ついに老人医療費は全保険医療費4分の1(現在は老年人口増大によって3分の1以上となっている)を超すような状態となり,老人を多く抱える国保は財政的に重大な困難に直面することとなったことは誰もが知るところである.

老化・加齢と病気

身体的機能の加齢変化

巽 典之 , 近藤 弘 , 横田 正春 , 松本 珠希

pp.957-960

 高齢化に伴う心身機能評価は老化度の個人変動が多様であることと,評価項目の基準値・計測変動度が評価方法により異なっていることから,測定値の評価は慎重でなければならない.また,身体的加齢変化評価のための検査項目選択に当たっては,科学的妥当性が確立されていて,検査継続性があり国際性のあるものを抽出すべきである.〔臨床検査 50:957-960,2006〕

知的機能の老化・加齢変化―脳機能の加齢による変化

清和 千佳 , 阿相 皓晃

pp.961-969

 脳の老化が注目されるようになってきている.年老いて脳の機能が低下し,病気となる原因は多様であるが,その結果として老齢脳では神経細胞(ニューロン)よりもむしろ脳白質のグリア細胞,特に髄鞘(ミエリン)の減少が著しい.老化におけるミエリン化と脱ミエリン化にはミエリンのparanodal junction部位の異常とその部位に局在するリン酸化フォーム21.5kDa MBPアイソフォームの変化とその調節機構の解明が鍵となる.〔臨床検査50:961-969,2006〕

高齢者に多い病気

小西 正光

pp.971-979

 ほとんどすべての病気が加齢とともに罹患率が高くなるが,ここでは社会的に大きな問題となっている,介護および医療費の面から,高齢者に多い病気として,脳卒中,骨折・転倒を中心に,その実態,成因,予防方策について述べた.〔臨床検査 50:971-979,2006〕

高齢者の臨床検査値

高齢者の臨床検査値は必要か

岡部 紘明 , 宇治 義則

pp.981-986

 高齢者の臨床検査基準値の必要性と設定方法と表現方法について述べた.高齢者には潜在性の病態が存在するため臨床検査技術上での精度,正確度,サンプリング技術以前の問題として,母集団としての健常高齢者の選択と病院患者データの有効利用とがある.ADLや個人差を考慮して検査値を一定の基準に対する相対値として表現する方法が効率的である.〔臨床検査 50:981-986,2006〕

臨床検査値の加齢変化―数十万人の母集団から推定した結果の紹介

西田 敏信

pp.987-993

 多施設から収集した多数の臨床検査データを用い,同一方法,同一基準で計算した基準値の加齢変化図を比較検討した.このとき,施設間に差異と類似性が認められた.差異の原因として,施設間差と測定原理等に由来するものがあった.一方,成人,高齢者の基準値に認められる類似性を,年齢に由来するものと性別に由来するものとに区分した.臨床検査値を有効に活用するためには,尺度としての基準値だけでなく,ここに示した加齢変化に関する知識も必要である.〔臨床検査50:987-993,2006〕

異常変動発現率の高い検査

深津 俊明

pp.995-1001

 高齢者では日常生活の行動能力(activity of daily living;ADL)の違いが臨床検査値に影響を及ぼし,個体差が大きくなる傾向がある.一般成人の基準値より少し外れた値を直ちに病的な異常と判断することはできない.高齢者では症状が定型的でないことも多く,臨床検査は客観的指標として有用であるが,臨床検査値と自覚症状や重症度とは必ずしも相関しないことに注意が必要である.〔臨床検査50:995-1001,2006〕

介護老人保健施設で得られる高齢者臨床検査値

近藤 弘 , 大下 弘介 , 兵頭 弘美 , 巽 典之

pp.1003-1008

 介護保健制度の施行により施設サービスは経年的に拡充されてきた.このうち特に介護老人保健施設は病状安定期で入院治療の必要はないが,リハビリテーション・看護・介護を必要とする要介護者を対象としているため,入所時の施設医による診断や入所後の病状変化時など臨床検査が利用される機会は多い.そこで本稿では要介護者が介護老人保健施設に入所する際に実施する臨床検査を基に,介護老人保健施設で得られる臨床検査値の特質および介護老人保健施設における基準値設定に関して記述する.〔臨床検査 50:1003-1008,2006〕

臨床検査値に及ぼす生活習慣(特に食事,飲酒,喫煙との関係)

青木 芳和

pp.1009-1013

 食習慣,喫煙習慣,飲酒習慣,運動習慣など,日常の生活習慣の蓄積が臨床検査値に及ぼす影響を職域健診受診者を対象として調査した.その結果,食習慣のうち緑黄色野菜・果物の摂取はWBC,Hb,Hctを減少させ,魚・肉・大豆製品など高蛋白食は血圧を上昇させた.油を使った料理の摂取はγ-GT,TG,GLU,血圧を低下させた.牛乳・乳製品の摂取はBUN,TCを上昇させ,海草・小魚類の摂取はRBCを減少させたが,AST,γ-GT,血圧を上昇させた.飲酒習慣はAST,γ-GT,HDLC,BMI,血圧を上昇させた.喫煙はWBC,Hb,Hctを増加し,γ-GT,TGも増加させたが,BUN,HDLCは減少させた.そのほか,運動習慣はTGを減少させ,HDLCを増加させた.睡眠不足はRBCを減少させ,γ-GT,GLU,SBP,DBPを上昇させた.以上のように,生活習慣は臨床検査値と密接に関連していることが示唆された.〔臨床検査 50:1009-1013,2006〕

沖縄在住百歳の臨床検査値

鈴木 信

pp.1015-1024

 臨床検査の著書および臨床検査会社の手引書のいずれにおいても,高齢者の臨床データ基準値ないし正常値は最高齢80歳までの記載しかない.平均余命80代の時代を迎えた今日,90歳・100歳の超高齢者は珍しくなくなった.しかし大半が病的ないし疾病罹患者である.そのデータを成人の基準値と対比するのではなく,健常超高齢者データを基準にしなければならない.本稿で示す健常百寿者データは生理的老化の限界値を示すものと考えられるので,超高齢者研究の参考として利用されれば幸甚である.〔臨床検査 50:1015-1024,2006〕

高齢者検診成績の臨床検査値

菅沼 源二

pp.1025-1033

 臨床検査の成績は,判定基準なしには評価しがたい.特に高齢者の臨床検査値に対する健康度の評価基準とするための基準値については,従来議論の絶えない問題である.

 2008年から40~74歳の被扶養者を含む全被保険者に対して,内臓脂肪症候群を中心とした健診義務化の医療制度が法制化される.継続的な受診成績を持つ,高齢受診者の健康評価のためには個人の基準値による,個人のプロファイルの設定を提言した.〔臨床検査 50:1025-1033,2006〕

話題

認知症発症・予防の現状

矢冨 直美

pp.1035-1038

1.はじめに

 認知症は,記憶障害および注意障害や言語障害,実行機能障害などの認知機能が,社会生活や職業生活に支障をきたすまでに低下した状態である.その最も大きな原因となっているのは,認知症の約60%を占めるアルツハイマー病(Alzheimer disease)である.次いで認知症の15%を占める脳血管障害である.これらの混合型を含めると二つの疾患が認知症の原因疾患の85%を占める.したがって,認知症予防を考えるならば,この二つの疾患の予防が重要である.ここでは,認知症予防の研究の現状とそこから導かれる認知症予防の方法について述べ,認知症予防にかかわる施策の現状を考えてみたい.

若年性認知症

植木 彰

pp.1039-1041

1.はじめに

 認知症は後天的に記憶・認知機能が障害される疾患の総称である.認知症の最大の危険因子は加齢であり,発症率は65歳以降5歳ごとに約2倍ずつ指数関数的に増加し,80代の有病率は約20%である.日本には約170万人の認知症患者がいると推定され,その大部分はアルツハイマー病(Alzheimer disease;AD)か脳血管性認知症である.若年性認知症は若年期の認知症という意味であり,特別な疾患があるわけではなく,高齢者の場合と基本的には変わらない.しかし,働き盛りでの認知障害は社会からの離脱を意味し,本人,家族に与える心理的,経済的,社会的影響は深刻である.若年性とは18歳から64歳までを指しているが,介護保険では40歳から64歳までを指している.

今月の表紙 細胞診:感染と細胞所見・9

ランブル鞭毛虫(Giardia lamblia)

山下 暁子 , 海野 みちる , 坂本 穆彦

pp.952-954

 細胞診検体でランブル鞭毛虫をみることは比較的稀である.しかし,本症は輸入感染症や免疫不全疾患の合併症として無視できない感染症である.

コーヒーブレイク

歳月

屋形 稔

pp.1034

 1984年に「行きかふ年」というエッセイ集を上梓したことがあった.芭蕉の奥の細道の名文「月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり」が心にしみ入っていたのであろう.しかし当時はそんなに深く考えて付けたわけではなかった.

 最近は老年に達したせいか人生における歳月の重みが常に感じられてならない.生まれおちてから常に死に向かって歩み続けていく人間にとって,どうにもならない歳月の流れは深刻である.

シリーズ最新医学講座・Ⅰ 法医学の遺伝子検査・9

遺伝子検査による人獣鑑定

中村 博明 , 今村 真二 , 室 友紀 , 湯浅 勲

pp.1043-1050

はじめに

 法医鑑識の分野において検査対象の生物試料がヒト由来であるか,あるいは他の動物由来であるかを識別する人獣鑑別は重要な検査項目の一つである.ABO式血液型抗原が主たる個人識別のマーカーであった頃,資料からABH抗原を検出したとしても,その検査を実施していなければ,それは物的証拠にならなかった.なぜならば,それらの抗原は自然界に遍在しているからである.

 従来,ヒトの証明には抗原抗体反応を利用した血清学的手法が用いられてきた.現在は,イムノクロマトグラフィーの原理に基づいた臨床検査用のヒトヘモグロビンなどの判定試薬・キットが高感度で迅速な検査法として利用されている.

 ヒト以外の動物種を決定する必要性も時折あるが,各種動物に対応する特異性の高い抗血清は市販されていない.したがって,種々の環境下にさらされる生物試料を取り扱う検査者にとって,抗ヒト血清に対して陰性反応を呈した場合,その結果がヒト以外の動物に由来することを示すものなのか,あるいはヒト由来であるにもかかわらず汚染や腐敗などによって判定不能に陥っているのかを判断することは容易ではない.さらに,このような手法は,血液,唾液,精液などの体液やその斑痕に対しては有効であるが,微細な骨片,歯牙片,毛髪(獣毛)への応用は困難であり,これらの硬組織資料については熟練を要する形態学的手法によって判断していた.

 近年の法医学領域へのDNA分析の導入によって,上記の問題点を解決する種々の人獣鑑別法が報告されている.DNA分析を応用した鑑別法の特徴は,①ヒトの証明,②ヒト以外の動物種の推定・識別,③体液斑痕に限らず硬組織への応用,④極めて微細・微量な試料からの検出が可能なことである.

 本稿では,人獣鑑定の現状について概説するとともに,われわれが検討してきたミトコンドリアDNA(mtDNA)のD-loop領域の解析に基づく識別法を述べる.加えて,各種事件現場から持ち込まれる未知試料の鑑定事例について紹介する.

シリーズ最新医学講座・Ⅱ 耐性菌の基礎と臨床・8

主として市中感染で問題となる耐性菌・2

肺炎球菌・インフルエンザ菌(基礎編)

生方 公子

pp.1051-1056

はじめに

 市中呼吸器感染症の原因菌としての頻度の高い肺炎球菌やインフルエンザ菌において,薬剤耐性化が進行している.これらの菌にみられる耐性化の特徴は,菌の発育に必須の構成物,あるいはその構成物を合成するための酵素などが,その生存に差し支えない程度に変化して耐性化しており,“質的変化による耐性化”と呼ばれる.プラスミドやトランスポゾンに依存したβ-ラクタメースをはじめとする高いレベルの耐性を付加する耐性化とは本質的に異なっている1)

 一方,これらの菌は健常人の上気道からもしばしば分離され,常在細菌としての一面も有し,抗菌薬に曝されやすい環境下に棲息しているが,わが国における抗菌薬の開発状況とこれらの菌における耐性菌出現との関係をみると,ABPC(ampicillin)などの経口ペニシリン系薬に替わって経口セフェム系薬が繁用され始めた1980年代後半以降に急速に増加している.

 本稿では肺炎球菌とインフルエンザ菌にみられるいくつかの抗菌薬に対する耐性化機構と耐性化の現状について述べる.

肺炎球菌・インフルエンザ菌(臨床編)

岩田 敏

pp.1057-1064

はじめに

 肺炎球菌とインフルエンザ菌は,いずれも小児および成人の呼吸器感染症,敗血症,細菌性髄膜炎の重要な起炎菌であるが,近年β-ラクタム系薬の作用点であるペニシリン結合蛋白(penicillin binding protein;PBP)が変異した耐性菌が増加している.こうした耐性菌の増加は,日常臨床の場においては感染症の難治化・重症化に結びついており,臨床上重要な問題となっている.

 本稿では肺炎球菌とインフルエンザ菌による実際の感染症を紹介し,耐性菌増加の問題点と対策とについて述べる.

資料

病理領域で取扱う手術材料のデジタル画像化と画像管理のコンピュータ化

木村 文一 , 河村 淳平 , 鴨志田 伸吾 , 鈴木 文子 , 桑尾 定仁

pp.1065-1070

 近年,電子カルテの普及に伴い,病理検査室へのコンピュータシステムの導入が盛んである.結果,病理写真の記録もデジタル化へ移行しつつある.デジタル化により,作業の合理化や低コスト化の反面,撮影条件設定の困難さや大量の画像によるシステム負荷で悩まされることも多い.当院では高画質のデジタル画像を簡便に得ることが可能な撮影・画像管理システムを構築したので,その詳細を電子カルテとの関係も含めて紹介する.

学会だより 第47回日本臨床細胞学会総会

テーマは“臨床細胞学のNew Challenge” 降雨の横浜港を背景に細胞を診る人びとの充実した集会を認めた

飯島 淳子

pp.1071

 去る2006年6月9~11日の3日間,神奈川県のパシフィコ横浜において,東海大学医学部長村義之先生を会長のもと第47回日本臨床細胞学会総会が開催された.降雨のなか,各地からの登録参加者は4,300人と盛会であった.

 日本臨床細胞学会では,細胞形態による診断ばかりでなく,癌化過程の遺伝子変異や癌遺伝子の異常発現に関する分子細胞学的研究,細胞診の自動化,遠隔医療の一環としてのテレサイトロジーなど,新しいテクノロジーの導入も行われている.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

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今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

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今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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