icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査51巻1号

2007年01月発行

文献概要

今月の主題 乳癌と臨床検査 巻頭言

乳癌と臨床検査

著者: 坂本穆彦1

所属機関: 1杏林大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.7 - P.8

文献購入ページに移動
 WHOの解説によれば,乳癌はヒトの癌のなかでは最もよくみられるものの一つであり,女性に発生するすべての癌の約4分の1を占めるという.乳癌は西欧化したライフスタイルと関係があり,したがって,経済が発達している国では高頻度でみられる.他のリスクファクターとしては早期の初潮や晩期の出産が挙げられている.乳癌の発生には遺伝的要因が関与する場合もある.
 早期発見と治療の進歩のおかげで,いくつかの国では乳癌の死亡率が低下傾向を示しだした.cDNA発現プロファイルを用いることによって,個々の患者についての臨床経過の予測も可能となりつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?