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今月の主題 乳癌と臨床検査
総説
文献概要
乳癌診断のアルゴリズムは,診察にはじまりマンモグラフィや超音波検査の画像診断を経て細胞診,組織診によって確定診断を得るといってよい.しかしながら,これら相互の整合性があってこそ最終診断といえるので正常乳房の解剖,構造や組織学,癌の発生,増殖を知ることにより症状を考え,診断を進めていくことが望まれる.〔臨床検査 51:9-13,2007〕
参考文献
1) 福島久喜:Ⅲ乳腺.国試外科学①,医学評論社,pp199-213, 1998
2) 福島久喜:乳房X線診断におけるFCR法と従来法の比較.杏林医会誌 17:149-160,1986
3) 福島久喜,鍋谷欣市,花岡建夫,他:乳癌におけるマンモグラフィ,超音波検査およびCTの診断能について.外科診療 23:1777-1781,1981
4) 福島久喜:乳腺症と誤診をしない乳癌の診療.乳癌診断のコツと落とし穴(霞富士雄編),中山書店,pp22-23,2004
5) 小山博記他:乳癌―診療に向けた最先端研究.日本臨牀 64:402-580,2006
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