文献詳細
文献概要
今月の主題 乳癌と臨床検査 トピックス
乳癌診療の患者向け“ガイドライン”
著者: 高塚雄一1
所属機関: 1関西労災病院
ページ範囲:P.77 - P.79
文献購入ページに移動1.はじめに
EBM(Evidence-based Medicine)の実践に際しては,多忙な医療従事者が必要な情報を迅速に取得し,かつ正しく吟味し,個々の患者に適用することは容易ではない.これらを支援するツールとして診療ガイドラインがあり,ここでの大切なことは医療者サイドと患者・家族とが,良好なコミュニケーションの下で,まずはガイドラインに基づいた標準診療をお互いに十分に理解・納得しておくことである.
日本乳癌学会においても,2003年4月から乳癌診療ガイドラインの策定に取り組んでおり,2004年6月の『1.薬物療法』に続いて,2005年6月には『2.外科療法』,『3.放射線治療』,『4.検診・診断』,『5.疫学・予防』がすでに発刊されている.このたびの『乳がん診療ガイドラインの解説(2006年版)―乳がんについて知りたい人のために』1)は,これら既存のガイドラインを基にして,患者・家族を中心とした円滑なチーム医療の展開(すなわちEBMの実践)を目的として作成されたものである.
EBM(Evidence-based Medicine)の実践に際しては,多忙な医療従事者が必要な情報を迅速に取得し,かつ正しく吟味し,個々の患者に適用することは容易ではない.これらを支援するツールとして診療ガイドラインがあり,ここでの大切なことは医療者サイドと患者・家族とが,良好なコミュニケーションの下で,まずはガイドラインに基づいた標準診療をお互いに十分に理解・納得しておくことである.
日本乳癌学会においても,2003年4月から乳癌診療ガイドラインの策定に取り組んでおり,2004年6月の『1.薬物療法』に続いて,2005年6月には『2.外科療法』,『3.放射線治療』,『4.検診・診断』,『5.疫学・予防』がすでに発刊されている.このたびの『乳がん診療ガイドラインの解説(2006年版)―乳がんについて知りたい人のために』1)は,これら既存のガイドラインを基にして,患者・家族を中心とした円滑なチーム医療の展開(すなわちEBMの実践)を目的として作成されたものである.
参考文献
1) 日本乳癌学会:乳がん診療ガイドラインの解説2006年度版,乳がんについて知りたい人のために,金原出版,2006
掲載誌情報